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吉光の一里塚

能美エリア

街道は、人やモノそして情報が往来し、国における交流の基盤となることで、地域の歴史や文化を育んできました。
日本の街道に設置された一里塚は、古代中国の制にならって織田信長が始め、徳川秀忠によって、慶長9年(1604年)に東海・北陸など官道一里毎に築かれました。一里(4キロメートル)毎に五間(約9メートル)四方の塚を道路の両側に築き、その上に樹木を植えて道標としたので、一里塚と呼ばれます。旧国道8号線の西方、水田の中に榎の巨木がそそり立つのが吉光の一里塚。石川県内でただ一つ残る一里塚で、北陸街道(北国街道)の粟生宿にあったものです。当初は道の両側に塚がありましたが、明治14年(1881)の手取川の大洪水で北側の塚が流失して、現在は1基だけが残っていまます。塚の大きさは、直径約6m、短径約4.5m、高さ約1.5mで、塚上には榎が植えられています。近世の交通史を語るうえで貴重な遺構です。

問合先 TEL 0761-58-5250(能美ふるさとミュージアム)
住所 〒923-1123 石川県能美市吉光町 
アクセス JR小松駅から車で15分、北陸自動車道 美川I.C.から車で約30分
URL https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1001000000623/index.html
吉光の一里塚
見学内容

石川県内で唯一残る一里塚を見学できます。