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旧「山長織物工場」-山の文化館

国の「近代化産業遺産群」に認定

加賀エリア
加賀市大聖寺
事務所棟

事務所棟

門

石蔵

石蔵

明治の絹織物工場跡を一般開放

九谷焼や山中漆器などの伝統産業で知られる加賀市は、藩政時代から絹織物の一大産地としても全国にその名を知られていました。夏の高温多湿、冬の豪雪といった北陸特有の気候が、風合いの良い上質の絹織物を育んできたのです。
十万石の城下町、加賀市大聖寺には明治末期に建てられた絹織物工場の一部が残り、その事務所棟、門、石蔵が経済産業省の認定した「近代化産業遺産群」のひとつに選ばれています。
この建物は、明治43年に建てられた、旧「山長織物工場」跡で、昭和50年代半ばまで絹織物が生産されていました。今も残る事務所棟は木造2階建て瓦葺き。「イギリス下見板張」といわれる様式です。「下見板張」とは、家の外部の壁を蔽う横板が少し重なり合うように取り付けてある板のことで、建物の開口部を大きくとっている点など西洋建築の影響を受けているのが特徴です。

石蔵は木骨石造2階建て。事務所棟の東側に位置し、生糸の保管庫として使われていました。門は歴史を感じさせる切妻造の椀木門と呼ばれる様式です。門を入ると、樹齢650年ともいわれる銀杏の古木が出迎えてくれ、かつては広い敷地に「のこぎり屋根」の工場が何棟も建ち並び、全国でも有数の絹織物産地を支えた大きな工場でした。
現在は内部が改装されて、郷土が生んだ山の文学者で『日本百名山』などで知られる「深田久弥」に関する資料などを展示する「山の文化館」として利用され、一般に公開されています。

近代化産業遺産
経済産業省が平成19年、幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され、日本の近代化に貢献した産業・交通・土木に係る建造物を「近代化産業遺産」として全国で575件を認定したもので、石川で一番に認定された。

山の文化館
問合先 TEL 0761-72-3313 FAX 0761-72-1181
住所 〒922-0067 加賀市大聖寺番場町18番地2
アクセス JR北陸本線大聖寺駅から徒歩20分 北陸自動車道加賀インターから車で10分
キャンバス海まわり「舟と久弥と長流亭/加賀市民病院」から徒歩5分
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 火曜日(祝日は開館)・年末年始(12月30日〜1月1日)
入館料 大人300円、75歳以上150円、団体(20名以上250円) 高校生以下、障害者の方は無料
URL http://www2.kagacable.ne.jp/~yamabun/