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赤瓦の家並み

赤瓦の町並み

加賀エリア
加賀市東谷地区
北前船の里資料館玄関

大土町の赤瓦の集落

北前船の里資料館外観

赤瓦と煙出

橋立の町並み

道路に沿って建ち並ぶ主屋(今立町)

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加賀東谷地区は、加賀市東南部の山間部に位置し、大日山を源とする動橋川と杉ノ水川の上流域に点在する荒谷・今立・大土・杉ノ水の四集落からなっています。この4つの集落は近世より林業や製炭を生業として、大聖寺藩の御用炭の生産を行い、この一帯は奥山方(おくやまがた)と呼ばれる一つの文化圏を形成していました。 昭和30年代の高度経済成長期に入ると若者は都市に流出し、昭和38年の豪雪などを機に過疎化現象が始まりました。特に、家庭燃料が薪炭から石油・LPガスに転換し、薪炭を生活の糧としていた4つの集落では離村者が多くなりました。 かつて炭焼きで栄えたこの山村集落に残る赤瓦に、炭焼きの煙を屋外に出すためのもの、煙出しを持つ伝統的な農家やそのまわりの自然環境が素晴らしく、平成23年11月には国の重要伝統的建造物保存地区に指定され、文化財的な価値の高い地区の景観を守る取り組みが行われています。

保存地区は、東西約5,280メートル、南北約4,950メートル、面積約151.8ヘクタールの範囲と非常に広く、荒谷、今立、大土、杉水の4集落及びこれらを結ぶ河川、旧道から成ります。各集落とも、地形に合わせて敷かれた道に沿って宅地を開き、その周辺の比較的平坦な土地を耕地とし、周辺の山林を背景に、狭隘な谷筋集落に独特な集落景観を見せます。主屋は、加賀地方に広く見られる前広間型の間取りを持つ2階建ての切妻造妻入で、4面に下屋を廻らし、大屋根には煙出しを設け、屋根と庇を赤褐色の桟瓦で葺いています。統一的な外観に加え、部屋境に太い通し柱を立てる強固な軸組も、特徴の一つです。

『赤瓦について』

赤い色をした瓦を「赤瓦」と言い、光沢のある釉薬瓦で雪や凍結に強く、約1300℃の高火度で焼かれています。戦国時代末期の城郭建築で使われ、江戸末期に北陸の一部に普及した古い製法。その耐久性は非常に高く、数百年前の瓦が現代でも未だ屋根に乗っているほどで。加賀市の赤瓦は瓦の色合いや軒先の紋様から、石州瓦(島根県)の系統で北前船での交流により、一部技術移入したと考えられています。 加賀市では古くより、多くの建物に赤瓦が使われていて、加賀橋立、加賀東谷は、重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、城下町大聖寺の山ノ下寺院群は赤瓦でほぼ統一されています。

加賀あいりすガイドでは、事前の申し込みがあれば、現地ガイドを行っています。スケジュールやコース、集合場所、参加料金など詳しいことは大聖寺ボランティアガイドクラブ 畑島さんへ(090-2123-0667 電話は10:00~16:00の時間帯でお願いします)

なお、冬季は見学困難(積雪のため)

赤瓦と煙出のふる里 加賀東谷
住所 加賀市山中温泉荒谷町、今立町、杉水町、大土町の各一部
アクセス 北陸自動車道片山津I.Cから車で約20分。JR加賀温泉駅から車で約20分